マンションで床に無垢材を使う時には注意が必要です
マンションの床にフローリングを貼る、もしくは貼り替える場合には、マンションの管理規約を遵守しなければなりません。L45等級の遮音性能のある材料以上という制約が多いと思います。
フローリングには①無垢のもの②合板でできた無遮音のもの③合板の下にフェルト状の遮音材がついているものがあります。
今回のリフォームのケースは無垢のフローリングで仕上げたいとのお話でしたので既存の床の下地を撤去して、L45の遮音性能をもつ床下地を造作してその上に無垢フローリングを貼ることに致しました。
やはり踏み心地、テイスト的に自然素材である無垢はいいものです。
リフォーム前の床の下地の写真です。コンパネというベニヤのようなものの下に根太と大引という木材で出来ています。その下はもちろんコンクリートです。この下地には遮音が施されていないので、全てを処分することになります。

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リフォーム後の床下地です 。コンクリートに遮音性能のあるゴムの付いた脚を取り付けて、その上のパーチクルボード・コンパネを貼り、無垢フローリングを貼って仕上げています。


FUKUVIのフリーアクセスフロアの納まり図等

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これは工事途中の写真です。

横型ミラーで広さを感じます。またその壁にはアクセントとしてきれいな木目の抗菌パネルになっています。
南と北にバルコニーがある2DKの間取りです。問題点はいくつかありました。まず排水管が詰まって流れがとても悪い状況であること、リビングの右に洋室があり南面の窓に面してないので暗いこと、玄関が暗く狭いこと、お風呂が狭く浴槽も深くて小さいこと、また床も壁もタイル貼で冬とても寒いこと、キッチンが斜めの壁面にあり使い勝手が悪く、さらにトイレや洗面所のドアがある為、衛生面でもキッチンの附帯設備を置くスペースがないなどです。さらには床がきしんでいる状態でした。収納スペースが少ないので色々なものがお部屋に置かれているのも確認しました。
今回はお一人で住まわれるので、日当たりの良い広いリビングを持つ1LDKの間取になりました。また元キッチンがあった所を大きなウォークインクローゼットとし、お風呂はゆったり1317型システムバス、トイレに独立手洗い器、主寝室にも大型(巾2.4M奥行90CM高さ2.4M)の収納、そして玄関及びホールも開放感のあるレイアウトになりました。リビングにはガス床暖房も設置しています。












